お山デザイン ロゴマークが出来るまで -後編-

前編ではどんな思いでデザインをしたいという思いがやっと固まったのでその区切りとして屋号変更したことをお伝えしましたが後編では屋号変更による詳しいお話をさせていただきます。

文字ばかりですが、インターネットでビジネスプロモーションを行う上でのSEO対策のポイントも惜しまず書いていますので興味のある方は最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

個人名がカタカナ名の理由

屋号というのは慎重に決めるべきものではあります。
商標登録する場合はもちろんですが、商標登録していなくてもインターネットで検索したくらいで同業かどうか関係なく名前被りしている企業が無いか探すくらいの配慮は最低限必要ですし、屋号が英語やフランス語のような海外の言葉になるようなら海外の商標データベースに同業種で被っていないか探す事もあります。特に海外への事業展開を考えているなら尚更のこと。

そんな中でフリーランスである私が屋号改称の大きなキッカケになったのは屋号に入っていた本名『山下仁志』。
フリーランスとして活動していると屋号ではなく個人名で呼ばれる事も多いのですが、私は『ヤマシタヒトシ』というカタカナ名で活動しています。これは本名が嫌いという訳では無く、独立をする数年前に私の本名と同姓同名の人物が犯罪を犯しました。当時はインターネット検索1ページ全部犯罪者です。

独立をしたのは2005年。
今のようなスマートフォンの普及やメジャーSNSの登場こそまだだったもののインターネット社会は確立されている時代でした。新たにビジネスで出会った人の事を知るためにはまずインターネット検索をしてみる。これが定番。その時に私ではないにしても犯罪者というのはイメージはよくありませんし、何よりも被害に遭われた方の事を思うと本名にこだわる気にもなれませんでした。そこで個人名への本名使用は止めてカタカナ名にしました。

屋号となる『山下仁志デザインワークス』をカタカタにしなかったのはインターネット検索の可能性を自ら実体験したかったのもあります。私自身の本名がついた屋号で活動し、私の名前が犯罪者となっている記事が検索1ページ目からは消える事を願っての挑戦でした。消えれば個人名も本名に戻す。そこまで考えていました。

屋号変更の覚悟は独立して5年後くらいには決まっていた

しかし、ニュース記事こそ消えていくもののブログのSEOの強さを身をもって実感しました。これだけSNS中心で情報が発信されていると言われている時代になってもSNSはSNSの中だけでしか強さは発揮出来ず、検索サイトでの結果はあくまでもウェブサイトやブログが根強くありました。山下仁志デザインワークスのウェブサイトやブログ、お仕事でお世話になった方々に紹介いただいたページで上位を占めても1ページ目後半に事件のことを綴ったブログは残りました。ドメインやサイト名を複数用いて同業他社が多くあるように見せかけ自分自身への窓口で検索1ページ目を独占し2ページ目に事件のブログを追いやる事は技術的には出来ます。しかしその方法は同業他社が多くあるように見せかけているだけで到着点はすべて一緒。いろいろな情報や企業を比較検討したいというユーザーの邪魔をする手法でもありネットの世界ではダメとは言われていないにしてもセールスプロモーションとして見たらその手は使いたく無かったという葛藤もありました。1つのスタイルのビジネスでの窓口は1つ。そこにどうしてもこだわりたかったのです。

結果的に独立して5年後くらいにはこれ以上の1ページ目からの犯罪記事追い出しは使いたくない手を使わないといけないかもしれないという悩みだけになっていました。それが続く前に本名を入れた屋号や個人名の計画を断念、個人名をこのままカタカナ名でキープして、屋号を変更する方向に軌道修正しました。

お山デザインの名の由来

変えようと思いつつも良い名前が決まらず山下仁志デザインワークスの屋号を何年も使っていました。今後変えたら簡単に再び変えられるものではないのでじっくり考えようと思っていました。

そんな時に起きたのが東日本大震災。

自然の猛威を目の当たりにしましたが、自然の恵みが与えてくれる命の繋がりの素晴らしさも同時に再認識する事になりました。
山に雨が降り、地中を伝ってミネラルを含んだ水が川へ流れ込み命の恵みを生物や植物に与えながら海まで流れていく。そして海から雲が生まれ大地に雨を降らす。この自然の循環の仕組みの中に自分自身のビジネスコンセプトが重なりそうな予感を感じました。

そして、ふと気付いたのが私の名前にもある『山』の文字。

自然の循環の基点となる『山』というワードが私の名前の中にあり、そして今、私がやっている事はデザインの力で私を選んでくださった企業や店舗の方々にビジネスが発展するキッカケを作りたい。その企業や店舗さんに提供したデザインはエンドユーザーへ伝わり発展へ繋がる。またエンドユーザーから私のデザインへ魅力を感じてもらえて…願わくば『新しい発注』へ繋がる。

「あっ!循環だ!」

そこで屋号改称の前に、コンセプトをビジュアル化させる流れとしてロゴマークのリニューアルからスタートしました。

その後はこの『山』の入った屋号を候補に上げ、結果的に『お山デザイン』というやさしい名前になりました。

ロゴデザインの流れ

ロゴマークのモチーフはもちろん『山』。
山のシルエットにDesignの『D』の文字とドアを合体させたデザインを用いて『山下仁志デザインワークス』で循環を意識したビジネススタイルの時代から使っておりました。
その後『お山デザイン』へ屋号が変わる時も山のモチーフのロゴマークを使う事にしていたのでそのままカラーやモチーフ、フォントやウェイトの見直しに焦点を合わせました。

以下はロゴリメイクの流れです。ほとんど変わっていないように見えますが、ドアやロゴタイプの太さが微妙に変化しています。

長年テーマカラーとしてきた赤もこれを機に落ち着いたグリーンへ変更。ドアもゴールドへ変更しました。

こうして『お山デザイン』としてのスタートを切る第一歩が完了しました。

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