引っ越しでオフィスの備品や資材を整理していたら出てきた懐かしいデザインツール。
『Web方眼紙』
こんな名前でインターネット検索しても今となっては全くヒットしない。
ちなみに、これがWeb方眼紙。
Webサイトを制作する手法が複数のHTMLを画面内で分割してレイアウトする『フレームレイアウト』からExcel方眼紙並みに細かくしたテーブルを結合しレイアウトする『テーブルレイアウト』の時代になっていったWebデザインの黎明期にこの『Web方眼紙』というものを活用していた気がする。
今のようにバランス良く、スピーディーにレイアウトが出来るから8の倍数でレイアウト枠を作りましょうとかマークアップの効率を上げる事を優先させるために5ピクセル刻みで作りましょうとか社内で独自のルールもまだ無い時代。
Webデザインをする人達が「1cmが10mm。10刻みは扱いやすそうだから10ピクセル刻みでデザインしましょう」「ピクセルという単位のサイズ感がわからないから画面原寸サイズでデザインしましょう」って話していた頃。
どこからかわからないけど、どこかのデザイン事務所経由で『Web方眼紙』を10数冊譲っていただいた。コクヨやオキナ、ロディアなどの方眼紙とは違っていて、ひとマスを10ピクセルに見立てたグリッドが作られ、画面サイズに合わせエリアが色分けされていた。
この当時は画面サイズは15インチが標準、大きくて17インチ。原寸でA3サイズくらいの方眼紙に収まるのでWeb方眼紙もA3サイズ。
シートの右下を見ると“特許出願中”とある。結果取れたのかな…。製造元も書かれておらず出どころがわからないからこの先が追えない。
これを作った人にまず伝えたい事がある。
ありがとうございます。活用させていただきました。
あと『WEB』ではなく『Web』ね。