愛知県の西尾張地方、昔は水の中だった?

お久しぶりです。お山デザインとしてデザインのお仕事、日本デザイナー芸術学院・大垣女子短期大学・名古屋芸術大学での講師、名古屋情報通ライターのお仕事どれも充実し過ぎておりブログ無精になっておりました。

今回、デザインの話ではないように思える話ですが、私が関わっている話でありX(旧Twitter)でちょっとバズってきた話がありご紹介します。

SNSでバズった画像が実は友人のものだった

何年前だったか忘れてしまいましたが、愛知県の猿投神社で「尾張國 養老元年之図」、通称“尾張古地図”と呼ばれているものが発見されたというようなニュースが出ました。

そのタイミングの頃(多少前かも)に建築関係の仕事をしている友人が数多くある尾張古地図の資料や濃尾平野断面図をもとに「尾張國 養老元年之図」に似たものを現代版に制作しSNSでアップしていました。

瞬く間に地図の画像だけが保存され、本物だと思ってしまった人の発信がキッカケとなりTwitterで偽物解析の炎上騒ぎに。友人はこの画像を削除しましたが保存された数は把握しきれず使用停止のお願いくらいでは止められない結果に。

身近な人が画像を保存していた

この画像が削除された事を知っていましたが、その後私が所属している愛知県あま市の防災ボランティア(現在はNPO法人)『あま市防災ネット』の先輩メンバーさんがその画像を見せてきてこう言いました。「この地図を使って老人が知っている“西尾張は昔は水の中だった”という話をこれからの人達に伝え、液状化現象の可能性や地盤沈下に向けた防災対策を考える機会を作りたい」と。

SNSはおろか、インターネットやスマートフォンを使うのもままならない先輩メンバーさんがこの尾張古地図を大切そうに持ってきたのは驚きでした。

実はこの画像を作ったのは私の友人である事、炎上騒ぎで画像を消したが保存した人達が多すぎて広がってしまっている事を伝え、その上で防災啓発という観点で使用出来ないか友人へ相談してみることに。

結果、友人のMASAデザイン工房と共同制作した川窪設計工房の2社のクレジットを地図に入れたものにし、インターネット上や配布資料用は透かしも入れたものにするという対策を私〝お山デザイン”が行った上であま市防災ネットでも使用させていただける事に。

この時に制作物をお借りしたのですが、「尾張國 養老元年之図」の他に「尾張太古之圖」というのも制作していたことも知りました。一宮のサイズが全く違いますね。また「尾張國 養老元年之図」では見切れていた知多半島や西三河の様子もわかります。

その後、これらの地図や資料は防災啓発の一助になるならと許可をもらい防災を目的とした自治体や防災啓発の団体へ友人に代わって私が配布先窓口となっております。

〝100m水面上昇地図”がX(Twitter)で話題に

2023年9月16日、X(Twitter)にポストされ話題になったのが「100m水面上昇地図」。こよりおれんじさんが地理院地図の色別標高地図を元にInkscapeを使って制作。

エヴァンゲリオンの第3東京市が長野県になる事の理由としても話題になっています。エヴァ好きとしてはコメント欄を読まずにはいられない。

この地図を見た時に尾張古地図からさらに水面が上がった状態である事がわかるが、湾の形や岐阜市周辺が諸島になっている所が非常に似ている事がわかります。

一方でさらに西尾張は水の中へ。あま市はもちろん、名古屋の街も水の中。西三河の一部が残るくらい。愛知の県庁所在地は豊田市になりそうですね。

海抜何メートルの場所に住んでいるのかはもちろんですが、液状化現象が起きやすいかどうかで復旧に向けてのスピードにも違いがあると思います。

お山デザインでは地元あま市の皆さんにこういった小さな規模での地域での防災対策に目を向けてもらえるように、あま市防災ネットの活動を通じて発信しながらも日々勉強させていただいております。

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