IllustratorやPhotoshopの2024年バージョンを消さずに2026年バージョンもインストールした話

2024年版を消さずに2026年版をインストールした話

2024年バージョンを残して2026年バージョンをインストール

以前のブログでも紹介したようにIllustratorやPhotoshopの安定動作版となる2024年バージョンIllustrator 28.7.10、Photoshop 25.12.4は上位バージョンが安定しているという情報が出るまではパソコンの中に残しておきたいものです。

しかし新しいバージョンをインストールする際にAdobe Creative Cloudのアップデートの設定がデフォルトのままだと2024年バージョンを消去してしまう恐れがあります。

そこで過去バージョンを残して新しいバージョンをインストールする方法をご紹介します。今回は2024年と2025年バージョンを残して2026年バージョンをインストールする方法で紹介します。

各アプリのアップデート前の設定は反映されない?

今回、ブログを書くに向けて2024年・2025年バージョンを残して新たにリリースされた2026年バージョンをインストールしようと思い、慎重に設定を確認しました。

そこで判明したのは“アップデート前の設定は反映されない”ということ。

こちらのスクリーンショットはIllustratorのアップデート前の設定とアプリのアップデート時の設定になります。2024年版を残すために“以前のバージョンを削除”はチェックを外しておきました。

Creative Cloudのアップデート前の設定

ただ、このチェックを信用していいのか不安なところもあり今回はアプリ個別にインストールを試みました。

すると外しておいたはずの“以前のバージョンを削除”のチェックがオンに入っておりました。事前設定しているから大丈夫だろうと思ってまとめてアップデートしなくて良かったです。もしアップデートしていたらどちらの設定が適用になるのかわからないところでした。

アプリの個別インストールウインドウのチェックボックス確認。

安全に以前のバージョンを残してアップデートする手順を紹介

という事で、アップデート時もアプリ1つ1つの設定を確認しながら確実に以前のバージョンを削除せずアップデート出来る方法でご紹介します。

Adobe Creative Cloudの自動更新をオフにする

自動更新のオフの設定は以前のブログのstep.3と4にて紹介しております。

アップデートを表示する

アプリ個別にアップデートが出来る画面になります。すべてアップデートは選択しないように気をつけましょう

Creative Cloudのアップデートするアプリの一覧
アップデートのボタンを押して“以前のバージョンを削除”のチェックがオフかを確認し続行を押す

“以前のバージョンを削除”のチェックは必ずオフにしてください。

各アプリのアップデート前の設定は反映されない?

これで新しい2026年版を様子を見て使いながら、もしもの事があったときに安定動作版の2024年版を使うという形ができます。

しかし1点気をつける事があります。

バージョンが2つも開いているので設定や仕様の違いが出る部分があります。特に上位バージョンで不具合が出たデータを下位バージョンで開くのはよくありません。

制作途中のデータをバージョンをまたいで制作するのは新たなトラブルが発生してしまう恐れがありますので新しいバージョンで不具合が出てきたら、それ以降で新規ファイルを作るものだけ2024年版を使うようにすると安心です。

不具合の多い2025年版に関してはデータ容量を使ってしまうので不要であれば2026年版のアップデートが終了したらアンインストールをしても良いかと思います。

くれぐれも2024年版を削除しないようにお気をつけください。